今回は、新入生企画として神山からりかこ先輩にフィリピンでの生活環境や労働環境についてインタビューしました!
Q1セブ島での生活環境は具体的にどのような環境ですか?
A1スラム街が存在していて、家がちゃんとしていない環境です。家屋が密集しているので、匂いがひどかったり、感染症がはやることも・・・。
主に低所得コミュニティなので、お金がなくて家が修復できなかったり、裏路地に下水のにおいが広がったりなどもあります。
また、海が近く、流れてきたゴミがセブ島に集まるため、セブ島にゴミがたくさんあります。以前はセブウィッシュでもゴミを拾う活動を行っていたことがあります。
Q2その中で生活問題などはどのような問題がありますか?
A2雇用がないという問題が挙げられます。
そのため、スカベンジャーというゴミを拾い集めてお金を稼ぐ人が存在します。フィリピンにはゴミ山問題があり、そのゴミ山の中から金属を集めて、1日300円ほどを稼ぐという方法をとっている人々もいます。
また、コロナになると子供が学校にいけないので、親が宿題を持ち帰って、できたら学校に持っていくことがありました。
去年の年末には、台風の影響で家が崩壊したが、自分たちで修理しなければならず、しっかりしたものに立て直せないという問題もあります。
Q3セブ島での労働環境はどのような環境ですか?
A3お花のアクセサリーや台風の支援、またセブウィッシュキッチンなどを行っており、フレンドリーな人が多いです。Switch My Angleがお世話になっているセシリアさんはフィリピンの人の雇用を増やす活動を行っています。
Q4その中で労働問題などはどのような問題がありますか?
A4セブ島においてはあまりありません。
フィリピンでは労働搾取問題があります。最低賃金の非順守率は53.8%とかなり低く、すごく安い賃金で働かされているのが現状です。また、スカベンジャーも労働問題になっています。
フィリピンの人は、賭け事が好きだったり、すぐお金を使ってしまう、また貯金をする習慣がないことなども貧困の原因の一つと待っています。
Q5最後に私たちが普段過ごしている中で、何か力になれることはありますか?
A5労働問題を知ったり、教えたりすることが大切だと思います。もし知らなければ、フェアトレードなどを気に掛けなくなります。
安く買えたとしてもその裏で大変に思っている人もいるので、環境問題だけではなく、労働問題も気に掛けることが大切です。Switch My Angle内ではこのような問題を発信していくこと、活動を続けること、フィリピンの人たちが活動してもらえる環境を作っていくことが力になれるだろうと考えます。
インタビューをした感想
インタビューをさせてもらった神山です!今回はフィリピンの生活環境や労働環境についてりかこ先輩にインタビューをさせてもらいました。フィリピンやセブ島での低所得コミュニティでの環境の話を聞いていると、日本では考えられない環境で、どれだけ生活が苦しい状況の人がいるかがよくわかりました。
現在Switchで活動をしている私ですが、このような問題がまだまだ広まっていないのが現状であり、もっと発信していくことが大切であるとあらためて感じました。
TikTokで労働環境に関する動画がバズっていましたが、コメント欄では「それでも安い服は買いたい」「買わないと貧しい人が助けられない」「買わないことでその人たちを助けられる」など意見が分かれていました。このような問題はなかなか自分でも答えの見つからない、難しい問題です。私たちもどうすればよいか考える必要がある問題だと思いました。
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