みなさんこんにちは!私たちSwitch My Angleは今月からStudy Timeという勉強会をはじめました。第1回目はフィリピンの貧困問題がトピックでした。これから私たちが学んだことを皆さんにも紹介します♪
現在フィリピンは経済成長率が6.8%でアジアの中でも急速な成長を遂げています(2017年)。ちなみに日本の経済成長率は1.2%です。このように、フィリピンは発展する一方で、貧富の差が拡大しています。
その原因の1つは、産業不足により定職に就ける人が少ないことです。フィリピンの労働状況は、人口が15億7000万人に対して、労働人口は4300万人です。その中の675万人もの人達が、生活に対して労働時間と収入が不満足な状態となっています。貧困層の日給はなんと500円以下で、月給が1万円程度になります。日本の日給分がフィリピンでは、1ヶ月分の給与になるなんてみなさんには考えられますか?
他にも日本との違いで驚いたことがあります。フィリピンでは、母親の方が働き者で父親が日給250円程度に対して、母親が日給700円程度稼いでいます。母親の方が父親の2倍もの収入を得ているのです。
そのような現状の中、フィリピンにはスカベンジャーというゴミ山やゴミ山付近で生活し、そこで拾ったゴミを販売して生計を立てて生活している人たちや、農村・都市貧困の人たちが存在します。農林水産業は生産性が低いのにも関わらず就労人口の3分の1もの人口が従事しているのです。都市貧困では、スラム街が例として挙げられます。スラム街を解決するには、住居の建設支援・就労支援が必要だと考えられます。そこでも、スラム街に住む人々自身が生活し続けられる様に支援することが重要だと思います。
上記で述べたように、両親が十分に稼ぐことができないため、17歳以下の子供たちが働く児童労働も問題視されています。その中の例としてストリートチルドレンが挙げられます。みなさんも耳にしたことがあるでしょうか?ストリートチルドレンには、無教育・性暴力と感染症・薬物中毒・人身売買などさまざまな問題が生じます。収入を得て、生活をするには教育を受けることが最初のステップであり、教育を受けない限り貧困から抜け出すことは難しいのです。児童労働をすることで教育を受けられず、教育を受けられないため、十分な収入を得る仕事に就くことができません。このような負の連鎖に陥ってしまいます。
この児童労働の問題は私たちと深く関わっていることを忘れてはなりません。普段食べているバナナも、作られている過程で子供たちが雇われています。バナナ生産では子供たちが無報酬で働くことや、農薬で化学中毒を起こし、死者が出ることもあります。
また、普段着ている洋服ができるまでの過程でも児童労働が大きく関わっています。コットン生産から織物工場、縫製工場で子どもたちが働き、私たちが購入するお店で洋服が販売されています。
私たちが日本で児童労働の問題を防ぐためには、洋服やバナナなどの生産過程をしっかり調べ、正しく生産されている企業から商品を購入することが必要であると考えます。
以上、第1回 Study Time「貧困問題」でした!メンバーのみんなとディスカッションを通して私たちが1番解決したい貧困問題や、私たちができる解決策を考え学びを深めることができました!次回は、労働問題をトピックに学びを深めていきます。ぜひお楽しみに♪
2021/02/20
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